市況概況(平成18年10月分)

【天候】 『並温・並雨・多照』寒暖の変動大、上旬に大雨(道内)
 道内では、この期間の天気は短い周期で変化した。7〜8日には台風並みに発達した低気圧の影響で大荒れの天気となった。気温は、上旬はかなり高かったが下旬は低く、月平均気温では平年並だった。降水量は、上旬はかなり多かったが下旬は少なく、月降水量では平年並だった。日照時間は、下旬にかなり多く、月日照時間も多かった。また、寒気の影響で、13日には旭川で初霜と初氷、22日には稚内と紋別で初雪を観測した。

 全国的には、月を通じて強い寒気の南下はなく、高気圧に覆われ晴れて暖かい日が多かったため、ほぼ全国的に気温が高かった。月平均気温は、西日本で1946年以降第2位、東日本では第3位の高い記録を更新した。ただし、北日本では中旬以降に寒気の影響を受けやすくなり、北海道では下旬に気温が低くなった。
 台風第16号の接近に伴い、4日頃から本州の南岸に停滞した前線の活動が活発となった。また、6日から8日にかけては低気圧が急速に発達しながら本州の太平洋沿岸を北上したため、北・東日本太平洋側を中心に記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。22日から24日にかけては寒気を伴った低気圧が日本付近を通過し、関東地方では記録的な大雨となる所があった。
 一方、西日本と南西諸島では低気圧や前線の活動が不活発で、高気圧に覆われて晴れの日が多かったため、降水量はかなり少なく、日照時間は多かった。月降水量は、西日本太平洋側で1946年以降第3位、南西諸島では第2位の少ない記録を更新した。

参考
札幌管区気象台(http://sapporo-jma.go.jp/)
気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)
【青果物全体】
 農作物の生育は、上旬に関東の一部で大雨になった以外は、おおむね良好であった。その為、5〜6月の日照不足の影響で高値であった市況は、にんじん等の一部の品目を除き、だいこん、はくさい、レタス、きゅうり等を中心に平年以下の平均単価で推移するものが多くなっている。しかし、青果物全体でみると、温州みかん、レモン、グレープフルーツといった柑橘類を中心に果実の平均単価が高値で推移したため、青果物全体では数量が平年比の11.7%減、単価は同4%高であった。
【野菜】
 平年よりも高い品目は、にんじん、トマト、ピーマン等限られた品目だけになり、だいこん、はくさい、レタス、きゅうり、ながいも等は平年比3〜5割ほど安くなっているなど、品目により差が出る結果となっている。
 野菜全体では数量が平年比で12.2%減、単価は1.5%安となっている。
【果実】
 ふじりんごが平年と比べて数量比61.8%増、単価が8.5%安となっている以外は、温州みかん、ネーブルオレンジ、レモン、グレープフルーツ等の柑橘類を中心に高値で推移している。
 果実全体では、平年比で数量が10.2%減、単価は14.1%高であった。
【水産物】
 生鮮ものでは、前月同様にめばち、きはだが数量減の影響で、単価が平年の30〜100%高となっている。秋さけは数量が平年の6.2%減で推移、その影響で価格が平年の46.0%高であった。するめいかも同様に数量減(平年の31.7%減)の単価高(同41.4%高)である。一方、さんま、たらの単価は平年並みで推移している。生鮮もの全体では平年比で数量が10.3%減、単価は7.5%高であった。
 冷凍ものでは、冷凍いか、冷凍さんまの数量減の影響が大きく、全体で数量30.6%減、単価19.7%高と、数量減の単価高の傾向であった。
 塩干ものは塩秋さけが好調で、塩干もの全体では数量は平年並みであったが、単価は21.8%高といった内容であった。


注)文中の平年とは、五ヵ年(平成13〜17年度)平均のことを表しています。
詳細は流通情報(http://www.market-trend.info/index8.html)をご覧下さい。 なお、流通情報をご覧になるには会員登録(無料)が必要となります。
先月の市況概況は こちらです。
(社)北海道市場協会